SSブログ

「インバウンド」コールセンターの裏側。

「インバウンド」コールセンターの裏側。

昨日の続きですが、、
http://skyorbit.blog.so-net.ne.jp/2012-11-29
(阿川大樹著「インバウンド」より)

コールセンターのインバウンド(電話対応)は、
顧客の苦情の矢面に立つことも多く、
そんな精神的ストレスで辞職する人も少なくないようです。

電話.jpg

その点について、

インバウンドの研修では、

お客が怒っているのは、
あなた(インバウンド)に対してではない。

お客が怒っているのは、
購入製品のメーカーの誰かか、
説明書の通りに上手く設定できない自分に対してか、
どちらにしても、

あなたに対して怒っているのではない。
一見インバウンドは、
怒った客の矢面に立つているようで、実は違う。

顧客の怒りに対応する誰か(メーカーなど)に代わって、
その人であるかのように接するのが役割。


だから、インパウンドは自分自身であっては
ならない。

電話の向こうで怒る客がいても、
その客は、あなたに対して怒っているのではない、
そのことを忘れてはいけない。

みたいな指導をされるのです。

テレビのCMが流され、
電話番号が表示されますが、

その電話は、メーカーではなくて、
メーカーから依頼された
コールセンターが受け付けるので、
その苦情も、コールセンターへ寄せられるのです。

業務の間は、本名とは違う別の名前で
呼ばれるのですが、
それも、自分自身を消し去るためなんですね。

業務中は、別の人格の仮面をつけて、
演技に徹する。
でも、時には、顧客の言葉に動揺して、

厳しい訓練で身に着けたはずの、
ガラスの仮面がもろくも剥がれそうになったり。

本当に演劇の世界みたい。

作者の取材に基づく話なので、

コールセンターの裏側世界が垣間見られるようで、
最後まで面白く読めました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

外為どっとコムの詳細はコチラ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。