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「インバウンド」通販の受付電話の向こう側

帰宅して、
少し休むつもりで横になったら、
今、目が覚めた。。。

今日は早朝から、
JRとバスを乗り継いで遠くまで出かけた。

その間車内で、
阿川大樹著の小説「インバウンド」を読んだ。

インバウンド⇒電話で顧客の電話を受ける。
アウトバウンド⇒電話で営業をする。

電話.jpg

読んでいて興味深いヶ所が多数あった。

その一つは、
新人インバウンドの主人公が、

インバウンドに真心はいらない。
と、指導される場面です。

必要なのは、
真心を込めて応対することではなく、

真心を込めて応対してもらったと、
顧客が感じること。

本当に真心を込めて応対しても、
それが顧客に伝わらなければ何にもならない。
全ての応対は、
予め設定したシナリオ
に基づいての応対。

インバウンドのコンテスト日本一を目指す
主人公の指導者は、

売れない元女優で、演技力なら、
素人相手に負けるはずが無い、

という理由で転職(天職)した。
インバウンド・コンテストの元日本一。

漫画「ガラスの仮面」の
通販版みたいな印象も受けますね。

(著者の阿川氏は元劇団員でした)

でも、感動したのは、

「お客様に真心はいらない」
と言いながら、

孤独で誰にも相手をされず、
「自殺」をほのめかすクレーマーに、

主人公が、最後に、
私用の携帯で真心を込めて応対する場面でした。




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